消費手段を担当する国家と生産手段を担当する国家があると考えれば
為替操作も再生産表式で説明できる
不変資本の比率の拡大がすべての部門で目指される
利潤率は下がるが搾取率は上がる

そこでピケティはマルクスと補完関係にある
産業資本というフローに特化した分析をマルクスはした一方
不労所得によるストックをピケティは問題した
ピケティの勝利は統計の勝利だ
ただし全体の収入の10%近くがその統計に反映されていない
タックスヘイブンは全体の統計に反映されていないから

だからジジェクが言うように国際的な資本税は不可能だ
まずガンジーが言うように分配は生産現場で行われなければならない
ベーシックインカムはここに目を瞑っているから鎮痛剤にしかならない
プルードンの集合力理論に戻らなくてはならない