(株)タカタ
第15期半期報告書(自平成29年4月1日至平成29年9月30日)
延長後の提出期限
平成30年6月15日

延びに延びていた、破綻した(株)タカタの最終的な財務報告書である
第15期半期報告書の提出期限がようやく約1週間後に迫ってきましたね。
メディアは、当然、財務の具体的な詳細を精査して、その財務処理の
内容を一般国民に理解できるように伝えるべきでしょう。自動車メーカー
の各社も、それに合わせて、「見積もり(みなし)」ではなく、具体的な
リコール費用の実費を公開する義務があるのではないですか。

近頃、政府関連の財務に関連する不正が騒がれていますが、タカタの
負債総額は、2兆円前後とも報道されてきました。その破綻処理に
関係するのは、主要国だけでも、米国、中国、メキシコ、ウルグアイ、
ブラジル、ハンガリー、ルーマニア、オランダ、ルクセンブルクなど
が挙げられます。タカタのJSS(KSS)への資産譲渡の認可には、
日本の司法だけでなく、米国、EUが直接に関与しています。
安倍政権関連の不正疑惑で騒がれている金額など、タカタの問題と
比べれば、日常的なスケールで考えると、20万円がどのように消えた
のか分らないのに、200、300円で大騒ぎしているようなものです。
その20万円についてどうなっているのか詳しく調査すべきだ
という声は、まったく聞かれず、それを追求すべきだと個人が指摘
する声をかき消すように、200円の盗難が発生しましたと大々的に
アナウンスが行われていたとしたら、奇妙だと思うでしょ。
そういうことです。それを指摘すると、それを無視して、200円でも
泥棒は泥棒だ!と喚きつづけます。