タカタは、戦後、日本の製造業における最大規模の企業破綻の実例であり、
その破綻とその処理には、日本だけでなく、米国、中国、およびEUが
関わり、北米、南米、欧州の工場を含む資産、ならびに経営者と労働者
が関係していて、タカタの事例は、今現在、世界の資本主義がどのように
機能しているのかを具体的に示している。それを分析することもできず
に、資本主義がどうのとマルクスの言葉だけ弄っていても、何の意味も
ないだろう。