子供は母親と想像的な関係を結ぶ。それを父親は去勢し、象徴的な関係を導入する。
それが大人になる、社会的になるということだ。

でもボクは往々にして、想像的な関係を結びやすい。
甘えの関係、愛の関係。相手の身になる。
感情移入してしまう。
想像的な関係を結ぶのが得意というか、

最初はいいが、やがてそれはつらくなる。
近すぎて、気持ちがわかりすぎる、苦しくなる。
だから逃亡する。

基本的に若者の〜離れとは、去勢からの逃避だ。
去勢された象徴的な関係とは、差異の関係であり、
社会のどこかに位置づけられることだ。
友であり、彼であり、父であり、先輩であり、

これは人間整形の物語、
父の役割を誰がやるか
現代は父が、父の役割を果たせないことに、
去勢されない大人が増えている、
というのが精神分析的問題

核家族になってから。かつて集団で暮らしていた未開社会では、
叔父が父の役割を担っていたと言われる

日本の文化は、子供に甘いと言われる
ではだれが父の役割を担っているのか
特に高齢化で最近は親は子供に甘いと言われるが、
だれが父の役割を担ってあるのか?
子供を去勢して社会的な存在にするのか?
ラカンは日本人に無意識がないと言った。