誰かがブール値について述べていたので、今度はそれを使った問題を考えて
みよう。次の論理式の集合の与式、

{¬(P∧¬Q), (P∨Q)∧¬Q}

が充足可能か矛盾しているかを考えてみる。充足可能という意味は、
論理式の全体が1、すなわち真(true)となるような構成のことだから、
上の論理式の集合の与式だと、そこに含まれる2つの論理式が共に
同時に真(1)であった時に、それは充足可能である、と表現できる。
また、ブール値は0が偽でfalseとなる。つまり、上の問題は、

{¬(P∧¬Q)=1(真), (P∨Q)∧¬Q=1(真)}
となるような真理値の割り当てが存在する(充足可能)か否か(矛盾)かどうかを
訊ねている。自分で適当にP=1,Q=Oなどを上記の式に代入して、それを計算すれば
簡単に答えは出る。