>>346 だけど普通に反論されててワロタ
ロジックとしてはわかる(というかクリアで面白い)し、そういうスタンスはありうると思う。
安倍政権を倒したくらいで世界は何も変わらない。欲望に介入するしかないっていうのもまったくそのとおり。

ただ『勉強の哲学』が有効かっていうところはちょっと違和感がある。

「ただのバカに見える人が、来たるべきバカでないとどうして言えるでしょう? だから僕は本書を、勉強せよと強制するために書いているのではないのです」(p. 171)

最初読んだときは結構感動した箇所だけど、ここに『勉強の哲学』の弱点も示されているような気がする。結局分かりやすく力強い決断主義(ネトウヨ)の論理に負けるのではないか。
これは>>347 が宮台を引いて批判してる問題とも重なる(というか「決断主義」は宇野の(宮台を援用した)東批判が元ネタだから当たり前だけど)。

で、実はこの問題が露骨に表れたのが昨日の千葉のこのスレに対する批判だと思ったんだよね。結局「ただのバカ」にあれこれ言われたときに千葉は「もっと勉強してください」としか言えないわけじゃん。
散々言われてるけど、「ただのバカ」には「知的に生きるのは楽しいよ」というメッセージは届かない。「一般の人にわからないこと」は一般の人にはわからないのであって、それを垂れ流すことが「根本的な政治変革」につながるっていうのはあまりに素朴では。

そして、ここが重要だけど、そんなことは既に散々やられているのでは。