哲学なんかまさにそのためにあるようなものだ。

この世とは?本当に自分の見た世界は現実なのか?

本当に自分は生きているのか?


そこまで行かなくても、社会や政治を絶えず疑い、このままではいけないのではないか?もっといい方法が、もっと人が幸せになれる方法があるんじゃないのか?

それが知性にとっての最大のモチベーションだ。


京大は特にその真髄を叩き込まれた。

安易に権威や権力、習慣に膝を折らず、絶えず疑問に思う。考える。

東大も最近そんな教育方針に変わったんじゃなかったっけ?


西部邁の言った通り、知識人とは「村はずれの狂人」であるべきだ。

ムラの中で戯れているのは、愚鈍な大衆だけだ。

まぁ当の西部邁はそんな立場に嫌気が差し、自死してしまったが……。



僕は徹底的に疑う。

アニメなんて軽佻浮薄なものは特にだ。

こんな業界で健常者ぶっている人間など皆絶対におかしい。