>>55
ケインズがマルクスに言及している箇所の9割9分は否定的だと思いますよ。
ごくごく例外中の例外を1分だけ持ちだして「意外と近い」と論じるのは無理があり、
知らない読者を惑わせるものだと思います。
でないと置塩氏がなぜあれほどケインズに批判的なことを書いていたのかも理解できない。

ゲゼルに至っては明らかにマルクスを最大の論敵だとはっきり意識している論者ですよ。

それらの事実をすべて覆して「意外に近い」と判断するにはケインズ自身やゲゼル自身が
自覚していたことを批判的に上回る・彼らの理解を完全に「止揚」するような新解釈を
もってくる必要があります。