ヨーロッパで労働運動やら共産主義運動やらが高まっていた
マルクスとエンゲルスが若かりし頃は
資本家が利潤を伸ばしているにもかかわらず労働者の賃金だけが停滞していた。
そういう時代だった。
そして共産党マニフェストが書かれたころ、ついに1848年革命がヨーロッパ各地で勃発。
トマ・ピケティ氏よると、そのころからやっと労働者の賃金が上がり始めた。
マルクスが亡くなる1980年代には労働者の賃金がかなり改善されてきていた。
しかしそのころはまだ格差が縮まったわけではなかったようだが。
格差を縮めたのは20世紀に入ってからの戦争や恐慌。クズネッツ曲線は大半がその産物だった。