福嶋亮大 (著)
百年の批評: 近代をいかに相続するか

近代は終わった?ーーだが、それは無にはならない。
「日本は近代のテスターである」というテーゼを掲げて、
オリジナルな平成文学論から、鋭角的な少国民世代論・物語論までを一挙展開。
【第I部】夏目漱石、坂口安吾、丸谷才一、司馬遼太郎、三島由紀夫、太平記、大田垣蓮月、折口信夫、舞城王太郎
【第II部】磯崎新、山崎正和、大江健三郎、高畑勲、蓮實重彦
【第III部】閻連科、伊格言、甘耀明、魯迅、山本七平、岸田秀、沼田真佑、橋本治、奥泉光、中沢新一、宇野常寛、渡部直己、佐藤優、アーレント、ウエルベック、ロラン・バルト……
著者10年の仕事を精選し、百年の日本を展望する「近代の相続」論。

東浩紀への言及はなし。宇野はある。
若手による東封じが始まった。
歴史は書き換えられるのか、乞うご期待。