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我々物事を考える判断をする時に理性(良識)に基づいて真と偽を判断している。
つまり、我々の身の回りにある出来事、又、ニュ−ス等で見聞きした諸々の出来事・
問題に対して、よく判断し、真なるものを偽なるものから分かつ能力が備わっている。
この誰しもに備わっている能力を理性という。

この理性をさらに深めることにより、明証的状態に至ることが出来る。
その方法は、身近な出来事・問題などに対して`わずかでも真に対して、疑いの理由と
なるものを”すべて退ける”という思考活動を行う。この思考活動を小さいもの(容易な問題・
出来事)から徐々に複雑ものへと進めて行く。 この思考活動をさらに深めていくことにより
不可疑的状態へと至る。 この不可疑的状態が明証的状態である。

この明証的状態は人によって”明証状態の認識”に個人差が出来る。 それは何故か
というと、人によって知識の幅・質・経験が異なるからです。 この明証的状態に
於いて、メモ(カ−ド化する)を通して考察することを明証的な考察という。