アルネ・ネスの「エプロン・ダイアグラム」
https://i.imgur.com/mf0zvjH.jpg

上段のB=仏教,P=哲学,C=キリスト教
中段のD.E.Pは、ディープ・エコロジー・プラットフォームの略
左のQuestioning:問題化、Derivation:論理的導出

右のLevel1:究極的前提、Level3 一般的な規範的帰結


カントは、人間を手段として扱うな、人格的な目的として扱え、と述べたが、
それを生命全般に拡張したのがネスのディープ・エコロジーの概念にある、
生態学的平等主義(ecological egalitarianism)となるだろう

そして、現代的な文明・大量消費社会に基づくライフスタイルでは、この生態学的平等主義を
永久に達成できないのは自明である。むしろ、反出生主義がこれを随伴的になし得る可能性が
あるくらいなのだ