反社会性パーソナリティ障害
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/10-%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E5%8F%8D%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%80%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E9%9A%9C%E5%AE%B3-aspd

■反社会性パーソナリティ障害は、結果や他者の権利を軽視する広汎なパターンを特徴とします。

反社会性パーソナリティ障害の患者は、自分や他者がどうなるかを考えることなく、
また良心の呵責や罪悪感を感じることなく、自分の望むことを追い求めます。

反社会性パーソナリティ障害の患者は、自分の利益や快楽のために法を犯したり、詐欺を働いたり、
搾取的に振る舞ったり、無謀な行動をとったりし、良心の呵責を感じないことがあります。

以下の場合があります。

 ・自分の行動を正当化または合理化する

 ・被害者を馬鹿だったまたは無力だったと責める

 ・自分の行動が他者に及ぼす搾取的で有害な影響に無頓着である

 ・他者の権利や感情、法律を平気で軽視する

■原因

反社会性パーソナリティ障害の発症には、遺伝子や環境因子(小児期の逆境など)が関わっています。

反社会性パーソナリティ障害は、一般の人よりもこの障害の患者の第1度近親者(両親、兄弟姉妹、子ども)に多くみられます。
この障害を発症するリスクは、この障害をもつ親の養子と実子の両方で増加します。