そこで、これからの政府や自治体は、それら公共事業の着工決定に際して、利害関係を強くもつ住民の陳情や専門家の意見だけでなく、現実にだれがその道路や空港を求めているのか、実際にその場所をどれほどのひとが通過し、匿名の利用者はどのような感想を抱いているのか、スマートフォンの位置情報やETCの記録からネットに投稿された呟きにいたるまで、あらゆる情報をことごとく集めて分析し──むろんプライバシーには十分配慮しなければならないが──、さらにその分析の方法すらオープンにするように試みるとしたら、どうだろうか。おそらく公共事業のありかたは劇的に変わるだろう。

えええ…人間理解の浅さに草w