2017年7月11日、環球時報によると、韓国で「ハンバーガー恐怖症」がまん延している。
きっかけとなったのは、「マクドナルドのハンバーガーで娘が重い病を患った」とする家族らの訴えだ。

韓国では今月5日、この女児(4)の家族らがマクドナルド韓国支社を食品安全法違反などの疑いでソウル中央地検に告訴した。
女児は昨年9月、同社のハンバーガーを食べた後に腹痛を訴え始め、症状悪化のため3日後に入院。
溶血性尿毒症症候群(HUS)と診断されその後退院はしたものの、腎臓機能の約9割を失ってしまった。
マクドナルド側は否定したが、被害者側はこの原因として「パティの加熱不十分」を指摘している。

記事はこの問題をきっかけに韓国の広範囲に「ハンバーガー恐怖症」が拡散したと伝えており、
「女児の病気にマクドナルドハンバーガーが確実に関係しているのか現時点では不明だが、社会に渦巻く不安は高まる一方」と指摘。
ネット上にはマクドナルドやハンバーガーボイコットを呼び掛ける声が寄せられ、本来は売り上げが伸びるはずの日曜日(9日)も客足が伸び悩んだことを報じた。

通常、最も繁盛しているソウルのある店舗でも4分の3以上のテーブルが空いていたという。
飲み物だけ注文した子ども連れの女性は「当分の間、子どもにハンバーガーを食べさせない」とコメント。
店の従業員は週末の来店状況がこれまでの半分以下だったことを明らかにしている。

これと似た状況は他でも見られ、近くにオフィスビルや観光スポットがある店舗(座席数100)では午後5〜6時に店内にいた客がわずか6人という状況だった。
ローカルブランドのハンバーガーショップはマクドナルドほどの打撃を受けていないが、以前に比べ経営は悪化したという。
(翻訳・編集/野谷)

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Record China7月12日(水)6時10分