人間誰しも人よりは優位に立ちたいと思うものである。
大概の人間は自己の鍛錬によりそれを成し得ようとするのだが、それができない人間は自分より優位に立つ人に害を与えることによってさもそれを成し得たかのような気分に浸っている。
人に害を与えるという行為は自分をも蔑んでしまう。哀れなことだ。