KDDIはトヨタに切られるどころか本命の扱いだろう
そもそも、トヨタはクルマをネットワークで繋ぐために通信事業に参入して、その結果としてKDDIの株主になっている

トヨタは自動車メーカーからモビリティカンパニーに生まれ変わる予定で、
Autono-MaaS、コネクティッドを新たな事業の柱にしたい考えである

既発表の情報ではKDDIはグローバル通信プラットフォームを担当し、
トヨタ・ビッグデータ・センターやトヨタスマートセンターはトヨタシステムズやマイクロソフトのクラウドが利用される
それらの基盤上で構築されるのがモビリティサービス・プラットフォームである

モビリティサービス・プラットフォームは3rdパーティにAPIが公開され、さまざまなモビリティサービスと接続される
この接続はトヨタのコネクティッド戦略で説明されている

ソフトバンクと提携して設立したMONET Technologiesは、需給最適化システムを構築し、
世界中のシェアリング事業者やサービス事業者をモビリティサービス・プラットフォームに呼び込む部分を担当する

簡潔に言うと、通信、クラウド、車両製造、人工知能・データ分析、API連携の部分をKDDIを含むトヨタ連合が担当し、
実際のモビリティサービスはシェアリング事業者や保険会社、ピザハット等のサービス事業者に任せるとみられる

ソフトバンク(IT)とトヨタ自動車(自動車)の提携とメディアは伝えているが、
実際はトヨタ(IT)とソフトバンク(サービス)の提携である

トヨタ連合は通信、クラウド、人工知能などのIT領域でヒトとモノの移動を管理するプラットフォーマーを目指しているが
これは、世界規模で展開するIoT基盤ともいえる

デンソーのサイトにイメージがある
https://www.denso.com/jp/ja/innovation/technology/maas/