ドコモがつながらない「パケ詰まり」は政府の方針転換が原因か。通信品質の低下がドコモだけな理由とは
https://www.techno-edge.net/article/2023/08/11/1737.html

 都市部を中心に品質が大きく低下していたドコモのネットワークですが、同社は4月に対応策を発表。7月28日には、つながりにくさ・遅さの象徴とも言えるスポットだった東京の渋谷、新宿、池袋、新橋での改善状況が明かされました。

 以前、この連載でも取り上げたように、人流の戻りや地形の変化などがその原因。単純に言えば、増加したトラフィックを混雑エリアでさばききれなくなったということです。

 ただし、上記4エリアでも依然として通信品質が低下したままの場所は残っています。代表例として、基地局の撤去されてしまったJRの渋谷駅ホームが挙げられていますが、筆者が簡単に調べた限りでも、まだまだ完璧とは言いがたい状況。

 上記4エリア以外でも通信品質の大幅な低下は報告されており、チューニングの継続が求められます。

 とはいえ、上記記事でも指摘したとおり、チューニングは対症療法でしかありません。チューニングしたとしても、ネットワークのキャパシティには限界があるため、それを上回るトラフィックが発生してしまうと、また似たような状況になってしまうからです。