「最強プラン」開始以降も、毎月20万近い新規契約が他社の脅威に

楽天改悪? 実際は楽天モバイルユーザーがお得に
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2ae58cad2608ef97b37d9aa81f86aebd223a014

楽天グループは11月1日、SPU(スーパーポイントプログラム)の特典内容を12月1日より変更すると発表した。これがネットでは「改悪」と騒ぎになったが、実際は楽天モバイルを強化した内容だった。

 実際、ポイントの担当者によれば「今回の特典改定で、8割以上のユーザーは獲得ポイント数が増加するか、変わらない」としている。むしろ、楽天モバイルユーザーは8割以上が獲得ポイントが増えるようになっているようだ。

 契約者数は500万を超え、KDDIとのローミング契約を見直し、自社エリア外でもデータを使い放題にした「最強プラン」開始以降も、毎月20万近い新規契約を維持できているようだ。

 やはり、楽天モバイルを契約し、定着して使うようになると、他の楽天グループのサービスも使うようになり、結果として楽天経済圏にどっぷりと使っていくユーザーが増えているようだ。
 
 最近では、楽天モバイルを紹介すると1人につき7000円相当のポイント、紹介された側も初めての申し込みで6000円相当のポイントがもらえるキャンペーンにより、家族や学生、外国人の間で楽天モバイルの契約が増えているという。

「契約してみるか」ユーザーの背中押す施策と言えるかも、冷静に考えてみると「楽天改悪だ」と叫んで、楽天経済圏を飛び出したとしても、これまでの楽天のようにポイントをザクザク付与してくれる経済圏は皆無に等しい。

 楽天グループはこれまで、改革したことで大炎上したことがあった。ただ、そうした危機、反発に対しても三木谷浩史会長はどこ吹く風で乗り切った経緯がある。

 今回のSPUの改定は、いまだに楽天経済圏にいるが楽天モバイルを契約していないドコモ、au、ソフトバンク、MVNOユーザーにとって「いよいよ、契約してみるか」という背中を押す施策と言えるかもしれない。