■前向きに努力している人はモテる

 次にデブについて。太っていることがコンプレックスなら、痩せる努力をするまでです。痩せる努力をしていないのにデブであることを嘆くのは甘えでしょう。

私は会員さんと「痩せる会」を結成し、一緒にダイエットをしたことがあります。会員さんは3キロ痩せ、私は5キロ痩せました。「やればできる」のです。デブからすぐにモデル体型になるのは無理でも、デブは頑張ればある程度克服できます。

 性別を問わず、ごく稀に「デブ専」と呼ばれる人もいますが、出会える可能性は皆無に近いです。そして「デブ専」といえども、当然どんなデブでもいいわけではありません。だから、「デブ専」を狙うよりも、痩せるほうが成婚に近づけるでしょう。

 デブが結婚相手に選ばれにくいのは、肥満だと糖尿病や心臓病などの慢性疾患になるリスクが高いのも理由の一つです。「デブ=不健康=慢性疾患=死」と連想します。早死にしてしまうかもしれない相手とは、誰も結婚したくありません。そういった点からも、私は肥満をコンプレックスに思っている人には、まずはダイエットを提案しています。

 実際、目に見えるほどのダイエットに成功しなくても、プロフィールに「健康のためにダイエットに挑戦しています」と書くだけで好印象になります。

 自分と向き合い、努力していることが伝わるからです。人は、コンプレックスを抱えて愚痴る人ではなく、前向きに努力している人を好きになるのです。