■劣等性と向き合い、受け入れている人が婚活勝者になる

 お国が変われば、モテ要素も変わります。アフリカでは太っている女性がモテるそうです。チビ・デブ・ハゲともに、それが理由でモテないと考えるのは、視野が狭い思い込みなのです。だってフランスじゃあ、ハゲがモテるんだから。

植毛やカツラをしている人に多いのですが、「ハゲというコンプレックスがなくなれば、モテて婚活がうまくいく」と勘違いしている人がいます。

 しかし残念ながら、大半が成婚しません。植毛やカツラをするということは、どこかしら「依存体質」や「隠蔽(いんぺい)体質」があり、それが相手に伝わってしまうからです。

 コンプレックスは、堂々とさらけ出したほうが、結果として自分に自信が持てます。周囲からも潔くかっこよく見えます。

 心理学者のアルフレッド・アドラーも言っています。

 劣等感(俺はハゲている)をバネにして「なにくそ!」と頑張る人は、劣等感は持っているものの「劣等コンプレックス(ハゲているからモテないんだ、という言い訳)」は持っていない、と。

 ハゲという劣等性は、どうにもなりません。けれど、「ハゲだからモテない」を「ハゲだからモテる」にマインドチェンジすることはできます。劣等性から逃げている人に魅力は感じません。劣等性と向き合い、受け入れている人が、婚活の勝者になれるのです。

 実際、ハゲていても女性にモテて、成婚している人は山ほどいますから。