■食事で本性が見抜かれる…

 また、大食漢なのか少食なのか、お皿に山盛りに盛ったのに残すのか、お皿に残さずに食べ切るのか、テーブルを汚すのか、ナイフやフォークを上手に使えているか、お箸の持ち方は汚くないか、くちゃくちゃ音を立てて食べていないか、などなど、食に対する考え方や、食に関してどんな教育をされてきたのかが、一度の食事でわかります。

 交際を始めてまもないカップルは、食事後に別れることが少なくありません。相手の本性を知り、自分とは合わないと察するからです。

最近は、「食育」という言葉も定着してきましたが、人の食べ方は子どもの頃に決まります。子どものときにきちんと食べ方の教育をされていない人は、大人になっても食べ方が汚く、周囲からだらしない人だと敬遠されがちです。大人になると、誰も指摘してくれません。食べ方が汚くならないように、セルフチェックを怠らないことが大切です。

 また、30代以上で結婚できない人の多くは、一人で食事をすることが多いようです。一人での食事に慣れてしまうと、食事のときの作法や食べ方がおざなりになってしまう傾向にあります。

 以前、会員さん三人と勉強会をした際に、ピザを頼んだことがありました。

 Aさんは、自分の分のピザだけを取りました。
Bさんは、皿を用意して人数分を取り分け、目上の人から順番に渡しました。
Cさんは、何もしません。

 この三人で、誰が結婚できる人かというと、もちろんBさんです。一緒に食事する人たちに気を配ることができています。Cさんは気配りすることを覚えていけば、結婚できる可能性はあります。Aさんは、正直難しいでしょう。自分のことしか考えていません。

 実際、Bさんは交際の申し込みも多く、交際は順調に進み、見事1年以内に成婚を果たしました。プロフィール上のスペックもルックスも、三人とも大きな差はありません。にもかかわらず、1年で成婚を果たしたのはBさんだけでした。