りそなHD、4月から実質1バンクの組織体制に移行


[東京 11日 ロイター] りそなグループ<8308.T>は10日、4月から傘下のりそな銀行(RB)と埼玉りそな銀行(SR)と近畿大阪銀行(KO)を一体運営する
「実質1バンク」に向けた新しい組織体制を発表した。

持ち株会社と3つの銀行に分かれていた企画や財務部門、3つの銀行に分離していた対顧客部門などをそれぞれ統合し、運営の効率化、スリム化を図る。

りそなはすでに2013年度の上期中にRBとSRの経営統合を発表しており、実質1バンク化により、統合効果を前倒しで実現させる。同日発表した役員人事では、
グループ3社の常務クラスの役員は20人から14人に減少した。

組織の統合では、3つの銀行に分かれていた大企業取引や中堅企業取引、金融・公共法人取引の各部門を統合する。3銀行にまたがっていた市場営業部門も合併させる。
また、専門性の高い金融商品・サービスを提供するプロダクト部門も統合する。担当役員は3つの銀行の役員を兼務し、一体運営を進める。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120120-09568789-reut-bus_all