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【マッツ】Mats/Morgan【モルガン】
0001名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:14:10ID:sMSVEE9J
ねじれながらも人懐っこいメロディセンスとスウィートな歌声を持つ
稀代の盲人キーボーディスト・Mats Oberg と、ポストDrum'n'Bass
世代を代表する超絶手数王ドラマー・Morgan Agrenによる双頭ユニット、
Mats&Morganのスレッドです。

●Morgan Agrenの公式サイト
http://www.morganagren.com/

2005年9月にはCuneiformから5thアルバム "Thanks For Flying
With Us" が発売予定!
0003名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:30:08ID:sMSVEE9J
●簡単ディスコグラフィ
"Trends And other Diseases"(1996)…1stにして2人の個性が全開。
"The Music or the Money"(1997)…2nd。Mats面とMorgan面の2枚組。濃密。
"Radio Dada"(1998)…初期レアトラック集。
"The Teenage Tapes"(1998)…初期レアトラック集。
"Live"(2001)…3rd。ほぼ全曲新曲のライブ盤。圧倒的スピード感と演奏力。
"On Air With Guests"(2002)…4th。テレビ番組放映音源の再録。"Chicken"で昇天!

●Morganの叩きまくり動画
http://www.drummerworld.com/drummers/Morgan_Agren.html
0004名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:34:38ID:sMSVEE9J
昔趣味で翻訳したままほったらかしにしてたMorganのインタビューを
ここにアップさせてください。
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http://www.ragazzi-music.de/interviews/morganagren.html
Morgan Agren へのインタビュー

ragazzi: ニューアルバムのライブ盤は、以前は「Guardian Witch」という名前だった
「Guardian Pitch」を除くと全曲新曲ですね。他のアルバムの曲をライブで演奏する
ことはないんですか?

Morgan: 今は新しい曲ばっかりだね。昔のアルバム(The Music Or The money?ね)
に入ってた「Banned Again」は例外だけど。でも他の旧曲もライブでやったことはある。

ragazzi:「Live」の後ジャケには3人のキーボーディストの名前がありますね。Mats
Obergがリードキーボーディストだと思うんですけど、他のメンバーは何を?

Morgan: Eric KarlssonとRobert Elofssonもいろいろ演奏してるよ。1人じゃ手が
足りない部分がいっぱいあるから。

ragazzi:「Live」の曲は昔より長めですけど、インプロビゼーション部分があるから
長くなったんでしょうか? それとも、全曲とも最初から最後まで作曲されてる
んでしょうか。

Morgan: ライブのときは総じて長めに演奏しがちってのも理由だけど、新曲に長い
ものが多いのも確かかもね。
0005名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:35:37ID:sMSVEE9J
ragazzi:MMではギターがリード楽器じゃないですが、あえてギタリストを入れているのは
なぜですか? また、以前一緒にプレイしていたFredrik Thodendalを選ばなかったのは?
Mats/MorganのどちらもJimmy Agrenのアルバムでプレイしているし、Jimmyもお2人の
アルバムに参加してますが、要はそれが手っ取り早かったってことでしょうか。Jimmyは
むしろブルース・ギタリストだと思うのですが…

Morgan:
ブルース・ギタリストだから何だって!? だからいいんじゃないか! Jimmyを起用した
理由なんて、そりゃ、彼のプレイが気に入ってるからに決まってるだろう。僕らはJimmyが
バンドに持ち込んでくれるコントラストが好きなんだ。ミュージシャンとしても、人間的な
面でもね。彼のルーツはAngusとMalcom Young、Ry Cooder、Beefheartだけど、彼らは
多かれ少なかれみんなブルース系だ。Zappaのギタープレイもブルージーだし、素晴らしかった。
Denny WalleyとJohnny Guitar Watssonも同じだよ。彼らはみんな、Zappaの複雑な音楽に、
生っぽいクールなブルース感を持ち込んでた。で、Jimmyに話を戻すと、あいつはマジで
すごいやつだよ。個人的意見で言えば、あいつのアルバムは間違いなく、あのジャンルで
今入手できる最高レベルのものだと思う。あいつの音楽は、何ていうかRy Cooder・ミーツ・
AC/DCって部分もあるし、お好みならBeefheartっぽいって言ってもいいけど、でも確実に
オリジナルな要素もある。ま、Mats/Morganバンドのギターがキーボードとドラムに比べて
フロントに出てこないってのは確かに言えてるけどね。
0006名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:36:35ID:sMSVEE9J
ragazzi: 「Trends and other Diseases」ではFredrik Thordendalが超ヘヴィなギターを
弾いてましたけど、あの後のアルバムではそういう要素はなくなりました。なぜでしょう?

Morgan: 僕らは気に入ったものは何でも取り入れる。ギターを入れた理由は、単にその
ギターが良かったからだよ。ギターがなくなったのも同じ。同じことを繰り返しやらなきゃ
いけない義理はないもんな。わかるだろ? Fredrikはマジでいいやつだし、親友だし、
自分の得意分野にかけては完璧なプレイヤーだけど、あくまで「Trends And Other
Diseases」のゲストプレイヤー。僕が思いついたアイディアを実行したらああなっただけさ。

ragazzi: 「Live」の音は、以前のアルバムに比べて70年代のジャズ系プログレっぽい
テイストが多々あります。この手の音楽はもう現代的とはいえないのに、なぜ今やろうと
思ったんですか? 「Ta Ned Trasan」あたりは、昔のWigwamみたいな70年代の北欧
プログレ勢の曲のアバンギャルド版みたいに聞こえますし、ファンクっぽい感じもあります。
以前のアルバムはもっとアヴァン・ロック寄りで、こういうプログレとは方向性が違ったと
思うんですけど、この変化は目論見通りなんでしょうか?
0007名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:37:29ID:sMSVEE9J
Morgan: その質問に答えるのは簡単。僕らは自分がやりたい音楽をプレイする、以上。
それが何て呼ばれるかは関係ない。わかった? 実際どう呼ばれてようと関係ないし、
現代的かどうかもどうでもいい。僕の好きな音楽で自分が楽しみたいだけで、他は無関係。
僕ら、自分たちがどういう音楽的路線に進むべきか話し合ったことなんてないしね。
「よーしみんな、今年はどういう方向性で行こうか?」みたいなのはナシ。僕らは僕らが
好きなことをやる。それだけさ。でも、やりたいことは常に同じじゃない。僕がいま
やりたいって思ってる音楽は、2年前にやりたかったこととは違うし。ともかく音楽を
分類するのは簡単じゃないし、そもそも僕は分類自体に意味を感じないんだ。もし友達に
演奏を聴かせて、最初の反応が「これ、何ていうジャンルの音楽?」だったらげんなり
するよ。実際、聴き手がジャンル分けのことしか考えられないような音楽なんて、
「本当の」反応を呼び起こせないような代物だってことだろ。僕に言わせれば、
音楽ってのは疑問も理解も説明もいらないものだ。結局は、それが君をとらえて離さない
魅力があるか、そうでないかってことに尽きるんだ。あと、僕は「プログレ」って
分類されてるグループにはたいてい辟易させられるんで、あんまり好きじゃないんだ。
だいたい「Wigwam」って何なんだい!? 聞いたこともない。

ragazzi:
みなさんの音楽はオリジナリティがはっきりしています。キーボードのソロには
ジャズのハーモニーが多用されていて、決してわかりやすい音楽とは思えませんが、
確固としたファン層みたいなものはあるんでしょうか。アルバムの売り上げはどうですか?
0008名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:38:27ID:sMSVEE9J
Morgan: 最初の答えはイエス。ファン層は掴んでる。次の答えはノー。たいして売れてない。
でも、なんでかって言えば、僕らが既存のレコード会社のバックアップを受けてないからってのが
大きい。僕らは何でも自分でやってるけど、これはなかなかしんどくてね。協力が必要
なんだろうな…。でも僕らのCDを気に入ってくれる人たちはたくさんいるはずだ。問題は、
そういう人たちに僕らの存在を知らせるにはどうしたらいいか、ってこと!

ragazzi: あなたのドラミングはすごくハードで複雑で、独自のテクニックもあります。
「Live」では以前よりドラミングがハードになってますが、これは何か変化があったんで
しょうか? 影響を受けたドラマーは誰?

Morgan: 別に前よりハードに叩いてるわけじゃないけど、「Live」は初期のアルバムに比べて
テンションが高いように聞こえるかもしれないし、実際そうなのかもしれない。好みの
ドラマーの方は昔から変わってないよ。Christian Vander、Narada Michael Walden、
Gary Husband、Tony Williams、Bill Bruford、Terry Bozzio、Ronald Shannon Jacksson、
Elven Jonesあたり。でもずいぶん前からドラムだけを聴いたりはしなくなったな。聴く時には
ドラムはそんなに重要じゃないんだ。XTCとか、あとUnivers Zeroとかも、ドラムは脇役
みたいなもんで、肝心なのは楽曲だろ。ドラムが叩きまくりだけど曲がショボい音楽なんて
山ほどあるしなあ。曲の作りなんてどうでもいいじゃん、みたいなのが。
0009名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2005/05/09(月) 20:40:43ID:sMSVEE9J
ragazzi: 特に「Guardian Pitch」の終わりのキーボード・ソロなんかは、Dream Theaterとか、
いわゆるプログレ系メタルのソロっぽくありませんか? Dream Theaterはご存じですか? 
ご存じなら、その評価は?

Morgan: ぶっちゃけ言うと、大っ嫌いだ。ほとんど聴かないから断言するのもどうかと思うけど、
聴いたことある曲は全然受け付けなかった。80年代のヘビメタと安っぽいフュージョンを一緒に
したみたいな感じだったな…。

ragazzi: Matsとあなたはずいぶん長いこと一緒に活動していますが、きっかけは何だったん
ですか?

Morgan: 1981年、僕が14歳だった頃に、一本の電話をもらったんだ。スウェーデンのUmesの
郊外にある小さな村で、コンサートを企画してる女性からだった。Matsがピアノを弾くんだけど、
誰も共演者がいなかったんだよね。彼女は僕のことを知ってて、音楽的趣味も年齢もぴったりの
はずだからって言うわけ。Matsには、あいつの好きな音楽を一緒にプレイしてくれるような
友達が誰もいなかったんだよ(ヘンな話だろ)。何しろ、よちよち歩きする前からMiles Davis
やらMahavishnu OrchestraやらFrank Zappaやらを聴いてたような奴だから。7歳の時に
「Earth Wind & Fireのニューアルバムを買ってくれなきゃ飛び降りてやる」って階段で暴れた
こともあるらしいし。僕もそこまでむちゃくちゃはやらなかったけど、友達と音楽的趣味が
ズレてたのは同じだった。Buddy Rich Big BandとかLouie Bellson Big Band、Wasa Expressが
好きだったんだ。そんな事情で、まあ電話をくれた彼女の読みは正しかったわけ。趣味は
合ってたし、その後も相棒としてずっとやってくことになったわけだしね。ともかく、彼と
一緒にプレイしてみたいと伝えた数日後に、Matsが父さんに連れられてうちにやって来た。
7歳か、もっと幼いぐらいに見えたな。握手してから、演奏する曲目を決めることにした。
なにしろショーの2時間前の話だから、何かのカバーをやるしかなかったんだ。当時10歳の
Matsが「Frank Zappa知ってる?」って聞いてくるから、僕も「"Bobby Brown"なら
リハなしでやれると思う、これで1曲分だね」って答えるだろ。後は「Stevie Wonderは?」
「"Master Blaster"なら知ってる。君は?」「知ってるよ! じゃBeatlesは?」「"Help"
なら大丈夫」って感じ。僕らの持ち時間は20分程度だったから、出し物はこれで足りた。
それからリハーサルを始めたんだけど、Matsに度肝を抜かれたよ。あいつまだ10歳
だったんだぜ! 演奏も信じられないぐらい凄かったし、全部の歌詞を完璧な発音で
歌いこなして、もうJackson Fiveばりだった。ショーが終わった頃には、うちの親父なんか
目が潤んでて。Matsの父さんも本当に興奮して、「よければ今後も仲良くしてやって
くれないか? うちの地下室にドラムセットがあるから…」みたいなことを言って
くれたんだ。それからずっと一緒に演奏するようになったってわけ。Matsについて
話そうと思えばあと500ページ分ぐらいは余裕で話せるけど、ここでは「あいつは
世界最高のミュージシャンの1人だ」って言うだけにしとこう。いやマジで。Matsとの
出会いは僕の人生にとって最高の贈り物だったと思ってる。
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