ひさびさにageてみます。

ずっと前にtorrentで流れてた、故・Kevin Gilbertさん(Yesトリビュートなどで
ケネリーさんと共演、他にも結構絡んで仕事してた模様)のデモテープ10CD分の
最初の頃のやつ(1986)をようやく聴ける状態にしたのですが、
ケネリーのTar Tapes的な雰囲気の曲もありつつ、方向性はあれよりも
商業プログレ〜ニューウェーブっぽかったです。基本的にはキメキメのリフを
次々繰り出すジャズロックタイプではなく、音の厚みを効かせたシンフォ寄りの人
なんでしょうかね。Eddie JobsonのZincにもうちょっとポップス風味を加えたというか、
ASIAからベタさ加減を差し引いたというか。ホールズワース風ギターとかもチラリと
出てきたり。

そんなこんなで個人的にはなかなか気に入ってしまい、彼のオフィシャルものも
これから漁ってみようと思ったりしてるのですが、このひとが明らかに
当時の音楽市場からズレていたであろうことも容易に想像できました。