正直、UKのアラホ―の演奏って、トーキングヘッズの「リメイン・イン・ライト」のブリューのギターよりインパクト強い。
ジョブソンはウェットンとブラフォードに合わせたクリムゾン臭なプレイもしてて「タイム・トゥ・キル」なんかその典型だよね。
クロスよりも上手いヴァイオリンなんだけど、クロスっぽい。ところがアラホ―はフリップとは全然違ってて孤高に佇立してる。
だから他の3人がクリムゾンの再現を目指してるような雰囲気の中で、一人で異才を放ってるとこがUKの1stの面白いとこだ。
2ndの「デンジャー・マネー」はそこらへん混沌としてなくて様式美のような統一感があるんだけど、アラホ―の去った喪失感も感じてしまうね。