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妄想性パーソナリティ障害 ( Paranoid personality disorder ) は妄想症と広汎で長期に
わたる疑い深さと全般的な他人に対する不信で特徴付けられる精神医学的な診断である。
この状態の人は神経質で、すぐに侮辱と受け取り、習慣的に、彼らの偏見的な考えや先入
観を確証する手がかりや示唆を求めて、注意深く周囲を調べることで世界と関わる。
妄想症の人は熱心な観察者である。彼らは、自分が危険な状態にあると思い、いかなる事
実も無視して、その危険の兆候や脅威を探し求める ( Waldinger, 1997 )。 彼らは慎重で、
疑い深い傾向があり、極めて抑制された感情生活をもつ。
彼らの有意義な感情的関与に対する無能力と、孤立した引きこもりの一般的なパターンは
しばしば、統合失調質的孤立の特性を彼らの生活経験に与える。世界保健機関 ( World
Health Organization, WHO ) の「 国際疾病分類第10版 ( International Classification of
Diseases, ICD-10 ) 」は、妄想性パーソナリティ障害を、“ (F60.0) 妄想性パーソナリティ
障害 ( Paranoid personality disorder ) ” として登録している。
それは、次のうち少なくとも三つによって特徴付けられる:

1. 妨げや拒絶に対して過剰に神経質
2. 執拗に根に持つ傾向、即ち、侮辱、損害ないし軽視を許すことの拒否
3. 疑い深さと、他者の中立ないし友好的な行動を、敵対的あるいは軽蔑的ととらえることによって経験をゆがめる広汎な傾向
4. 実際の状況と妥協することなく好戦的で頑強な個人的権利の意識
5. 配偶者ないしセックス・パートナーの貞節に関する、根拠なく繰り返される疑念
6. しつこい自己言及的態度において発現される過剰な自尊を経験する傾向
7. その患者のすぐ近くで起こった出来事や一般社会で起こった出来事の、根拠のない“陰謀的”説明に没頭する。

以下を含む:
誇大妄想症 ( expansive paranoid )
狂信型精神病質 ( fanatic )
好訴的で神経質な妄想性人格(障害) ( querulant and sensitive paranoid personality (disorder))