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先月、精神保険福祉法が改正された。これにより、医療保護入院制度がかわり、
「家族」の同意だけで、入院させることができるようになった。
この改正により、臨床心理士が国家資格化することは、また遠のいたといえるだろう。

今後、特に学校の場面で、生徒と生徒の親が反対しても、3親等内の親族の同意
があれば、その生徒を入院させることができるようになる。
そこで、臨床心理士は、言葉巧みに生徒と保護者に精神病院を受診させることが
ますますもとめられるようになる。
いったん精神病院に受診させさえすれば、あとは、容易に強制入院させることが
可能になるからである。

その場合、臨床心理士が、倫理観をもっていたり、国家資格の守秘義務があったり、
国家資格の倫理義務があると、この機能は果たしにくい。
そこで、民間資格で、低競争率、低偏差値、低知能であることが重要になる。

精神科学会が、心理師法を心理「士」案にかえるように要求しているのもこの一つ
と見ることができるだろう。