>>628
アドラー心理学で、まずはじめに出てくるのが「課題の分離」ですね
たとえば職場で「上司が部下である自分を分かってくれない!」とイライラしているとします
まず、この場合の課題は何かを考え、その課題は誰の課題であるかを考えます
この例では、「部下を理解する」が課題であり、課題の当事者は当然上司です
つまり、この課題は上司の課題なのです
私ではなく上司の課題であるので、最終的に部下を理解するのは上司です
究極的には自分にはどうすることもできません
自分ではどうすることもできないので、そもそも考えても意味が無いことです
こう考えれば、無駄なことにわざわざ気を煩わされる必要はありません
こうして上司に煩わされていた心のエネルギーを自分に振り分けることができ
では自分にはどこまでのことができるか?を考える余裕も生まれてきます

長くなりましたがこれが「課題の分離」の考え方です
かなり強力な思考ツールだとおもます
なによりも即効性がありますし、意識で理解できます
無意識を引っ張り出す必要もありません

さて問題はユングですね
ユング心理学に「課題の分離」に匹敵するような思考ツールはあるでしょうか?