>>230
>>232
月についての記述は確かに改めて自分で考えても疑問なので一旦撤回したい。
その上で自分の考えを書きたいと思う。

もちろん、T型が価値観を全く持たないわけではないし、F型が「正しさ」を全く意識しないわけでもない。
根本的な違いは「全体として」価値観の一貫性と論理的な一貫性を意識しているかという点にある。
つまり、普通F型は論理を「ある程度」考慮しつつも全体としては価値観にとっての矛盾のなさ=秩序をより強く意識していて、
T型は価値を「ある程度」考慮しつつも全体としては論理的知性にとっての矛盾のなさ=秩序をより強く意識している。

「論理的判断」と「価値的判断」が適用できるカテゴリーは異なっていて、「あなたはどちらが好きですか?」という質問に「論理的判断」で答えることはできず、
同様に「あなたはどちらが論理的に正しいと思いますか?」という質問に「価値的判断」で答えることもできない。

この2つの異なるカテゴリーが重なり合うときに「論理的判断」と「価値的判断」の対立が生じ、
たとえば「論理的に正しいけど、好きじゃない」とか「好きじゃないけど、論理的に正しい」といったことが起きる。
このときに、T型は「価値的判断」を意識することに慣れていないため、F型に比べて「好きじゃないにもかかわらず」後者を選びやすく、
反対にF型は「論理的判断」を意識することに慣れていないため、T型に比べて「正しくないにもかかわらず」前者を選びやすい傾向にある。
アスカで言えば全体的に「価値的判断」よりも「論理的判断」を強く意識しているため、
シンジに対する自分の感情(価値のカテゴリーに属する)の扱いに苦労しがちになっている。

したがって、本質的な差異は「価値観の対立・修正を是認するか、自分や他者の価値観を尊重するか」(これらは結果)ではなく、
「全体として普段論理的判断と価値的判断のどちらをより強く意識しているか」ということになる。