>>325

エリクソンの時代にはヒプノセラピー(Hypnotherapy) という言葉がまだ
使われとった。

ただ、今は Psychotherapy with Hypnosis という言い方が学術系では
定着しておる。つまり、心理療法(Psychotherapy) 例えば、CBT、REBTや
ブリーフ・セラピーのような見立てや介入の技法からなる心理療法が主で
これを、単に催眠状態に誘導してやっているだけという解釈や。

逆にいうと、ちゃんとした見立てや介入ができずに、催眠誘導だけできても
(一時的に麻酔の代わりにはなっても)効果が長続きする心理療法にはならない
ちゅうことや。だから、2つの椅子の上で頭と足を載せて、催眠で体がカタマリました
と言って、体を浮かせているようなところは間違いなく心理療法としてはインチキや。

で、エリクソンは職人技で、見立てと催眠誘導、介入と催眠誘導を一緒くたに
やっているので、普通の人間には見分けがつかん。エリクソンのおはこの
セラピューティック・ダブルバインドとかつかってな。
これが素人が一番誤解するところや。

だから、催眠誘導だけ教えて高い金を取るところは大体詐欺と思ってもええと
思うでぇ www