3月某日
 誰かが「冗談だよ」とつぶやいた。
私が「何が?」と訊くと、「俺の人生、俺が生きてることが・・・・・」という答えが返ってきた。
春の始まりの軟らかな日差しの中で、私は夢を見ているのだろう。