AB2点間の通信は、双方向性でAからB、逆にBからAは同じパスを通ると考え
られる。しかし実際の通信においては、片道だけのパスと思われるような
状況が発生する。一つの原因として、AB両局の受信S/Nの差が無視できない。
大気ノイズレベルは、周波数、運用ロケーション、時間帯、季節、
さらに人工ノイズでもかわり、AB両局の差が20dBを越えることは良くあり、
結果的に片方だけが信号を確認する。こうしたことは、北半球と南半球の
夏(雷のStatic大)冬(ノイズ小) の差で起りやすいので要注意。