<「Summits On The Air」日本支部設立&「ハムフェア」へ参加>
世界標準の山岳通信アワード、国内は5,160か所登録!

 DXの世界では、ARRL(米国のアマチュア無線連盟)が1937年に制定した「DXCC(DX Century Club)」の存在が有名だ。
また英国のアマチュア無線連盟(RSGB)が制定した世界の島々と交信する「IOTA(Island On The Air)」などの愛好者も多い。
一言で言えば、「SOTA (Summits On The Air)」は「IOTA」の“山岳版”という位置づけだ。

SOTAは、イギリスに本部があり、2002年から活動をスタートしました。
2015年7月現在、世界に103の国、地域の中にSOTAの支部が存在しています。
日本は本州、四国、九州・沖縄、北海道の4つの支部からなっています。

 SOTAのプログラムは登山愛好家、山岳移動運用愛好家だけに限ったものではない。
SOTAに参加するメインプレイヤーは3タイプによって構成される。

1. 自ら山岳移動を行い山頂からQRVする「アクティベーター」
2. 自宅もしくは他の場所から山岳移動局を追跡し、交信する「チェイサー」
3. 山岳移動局のQSOを受信する「SWL」

 SOTAルールに「Summits(山頂)」の厳格な規定があって、この規定をクリアした「SOTA日本山岳リスト」の山頂からの運用だけがポイントとしてカウントされる。
「Summits(山頂)」の規定では、山頂と「コル(鞍部)」との間に150m以上の標高差が必要という細かな規定が設けられている。

 登録されている「山頂」には「レファレンスナンバー」というID番号があり、このナンバーを基にデータベースが作成。個々の山頂に「支部コード」「リージョンコード」「山岳番号」が表示される。
 山岳リストには「山の名前」「ID番号」「標高」「緯度」「経度」「山頂でのスコア」も記述され、それぞれの山岳の標高によって以下のスコアが与えられる。

 現在、日本支部として、5,160の有効山岳がSOTAに登録(2015年8月現在)されている。
・本州:3,328
・四国:408
・九州・沖縄:672
・北海道:752

SOTA日本支部
http://www.kawauchi.homeip.mydns.jp/sotajp/