三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)は21日、
気候変動観測衛星「しきさい」と超低高度衛星技術試験機「つばめ」を載せたH2Aロケット37号機を
23日午前10時26分に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げると発表した。

異なる高度への衛星投入を一度の打ち上げで実現させることで、コストの圧縮を図る。
計画によると、高度約800キロ・メートルで、まずしきさいをロケットから分離して軌道に投入。
その後、ロケットは地球上を周回しながら徐々に高度を下げ、
高度約640〜450キロ・メートルの楕円だえん軌道につばめを投入する。

しきさいは、海面水温の分布や積雪などの状況を観測。降水量などを観測する衛星4基とともに、気候変動のデータ収集に役立てられる。


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