寝ながら考えましたが、上記JT65-DX.comに置いてある、JT65-HFのもっとも古典的なマニュアルですが、↓ 日本語化の際に、
http://jt65-dx.com/cgi-bin/download/download.cgi?name=JT65_Japanese_Ver5.0.pdf
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送信出力については、相手のRPTより自局が低い値を“良し”とするオペレーションマナーが大切です。
というのが、CQ誌で、「QRP通信であるJT65」、などというウソが書かれるようになった、そもそもの間違いの発端だったろうと思います。
JT-65HF開発のW6CQZのオリジナルマニュアルでは、デューティサイクル警告とともに、
Running at full output power is seldom necessary or desirable due to the incredible sensitivity of JT65. Most users find 5 to 10 watts (or less) highly effective and 25 to 30 watts is considered 'high power'.
「信じられないくらい感度が良いから、ほとんどのユーザにとって5〜10W以下で充分だ、25〜30Wはハイパワーと見なされる」、
とは書いてますが、上のような、「自分が弱いほど良し」みたいなヘンなことは書いてないですから。
アマチュア無線の試験では国際法規、「すべての局は、業務を満足に行うために必要な最小限の電力を輻射する」とあります。
もし、「相手より低いSNRを良しとする」ごっこを互いにやってたら、お互いに弱まり、リトライまくりでいずれ取れなくなってしまい、国際法規に定められた、「満足な通信」が行えないじゃないですか?