多段GPは長くなればなるほど打ち上げ角が低くなる
即ちほぼ水平に電波が出ていると考えていいし
垂直方面の指向性が鋭くなる(ほぼ水平面に終始する)
だから受信に関して上下からくるような電波は受信しにくくなる
だからスマホの基地局などは電波を小ゾーンに合わせる為に
下方向にチルトしている。
まぁ細かい事は他職にゆずるとして、長い多段GPはロケの良くない場所に設置しても
1/4λの標準GPより飛ばないことがあるので注意。
理由はロケの悪い場合建物反射などにより高い角度から電波が飛来することが多いためです

よく似た例に、モービルアンテナは多段タイプは飛びが悪いという話と同じ事です
即ち都心部などを良く走る車は高層ビルなどの反射を拾って交信しているケースが殆どなので
都市部などの場合、打ち上げ角が比較的高く垂直面指向性がブロードな1/4λホイップが良く使われる理由の一つになります