米、万国郵便連合を脱退へ=中国が不当に安く配送と批判

【ワシントン時事】米政府高官は17日、
国際的な郵便ルールを定める国際機関の万国郵便連合(UPU、本部スイス)から
脱退する準備に入ったことを明らかにした。
国際ルールが、中国企業などに安い価格で米国に小型郵便物を配送するのを認めていると批判。
これにより、海外の郵便物を米国内で配達する米郵政公社などが不当な負担を強いられていると訴えた。

トランプ政権は発足後、環太平洋連携協定(TPP)や地球温暖化対策のパリ協定など多国間の枠組みから相次いで離脱した。
今回の脱退検討は、米中間で激しさを増す「貿易戦争」の新たな火種にもなりそうだ。 【時事通信社】