わたしはまた、一匹のアグネスが海から上って来るのを見た。それには角が十本、頭が七つあり、
それらの角には十の冠があって、頭には神を汚す名がついていた。
わたしの見たこのアグネスはひょうに似ており、その足はくまの足のようで、その口はししの口のようであった。龍は自分の力と位と大いなる権威とを、このアグネスに与えた。
その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、そのアグネスに従い、
また、龍がその権威をアグネスに与えたので、人々は龍を拝み、さらに、そのアグネスを拝んで言った、「だれが、このアグネスに匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか」。
このアグネスには、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ、四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた。
そこで、アグネスは口を開いて神を汚し、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちとを汚した。
ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、アグネスの数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である。