雷銀座の某無線中継所に勤務していました。

敷地内には東京−仙台−札幌TV中継ルートの電波塔が立っていました。
雷雲が近付くと鉄塔にコロナ放電が始まり落雷します。その時の迫力たるや物凄いです。

鉄塔に落雷することはしょっちゅうでしたが、アースで地中に流されますので、開局以来アンテナ機器が損傷を受けたことは1度もありません。

保守点検ではアンテナ機器の整備と避雷針〜地上間の接地抵抗測定を定期的に行っていました。接地抵抗値が高いとアースが不充分ということで、落雷時にアンテナ機器の損傷につながります。

金沢で落雷損傷を受けたケースは避雷針の位置の問題か、避雷針〜アース間のメンテナンス不良の可能性が高いです。