橋本治@伝統芸能板
六世歌右衛門から、
直々に御礼の電話と贈り物を受けた作家橋本治。
「演劇界」でもお馴染み。歌舞伎に関する著作は多数。
過去には歌舞伎座ポスターも制作。大学卒論は鶴屋南北論。
古典翻訳や戯曲も多く手掛け、薩摩琵琶の詞作りにも取り組み中。
のんびり語りましょう。 伝芸に関係あるという意味で紹介してくださるのなら、
この板にふさわしく、若干書き直すなりなんなりしてください。
同一文面を、橋本関連スレすべてにマルチしても意味がないですし、
むしろウンザリします。
一方的かつ粘着質な手法に、一部にいる、気持ちの悪い橋本信者の在り方を
如実に感じて、ゲンナリするのでやめてほしいです。
54さんも、>>7にある関連スレをのぞいてみてください。
同一人物による、毎度毎度のマルチ投稿だと、すぐにわかりますから。
また、橋本に関しては、情報レベルでは一般書籍板が一番早く詳しいです。
内容に踏み込んだことなら、むしろブログやデジタルモモンガなどの方が
バラエティーに富んでいて、面白いと思いますよ。 皆が全てのスレを覗くわけでないから
ある程度マルチがあってもいいんじゃね?
俺も今、浄瑠璃の連載の事ここで知った。
カリカリするのも自治厨扱いされるよ
スルーして何か話題を振れば? 歌舞伎のホン、書いて欲しいけど、
当て書きできないと書く気がしないのでは。
今は惚れてる役者いなさそうだから、
すっごく残念。
橋本源氏やってくれ。 橋本が惚れてる役者いるよ
キッチーだよ
インタビューで言ってた 橋本治もキッチーも両方好きだけどなんだか意外な感じ。
インタビュー読んでみたいので、ヒントだけでも教えてくだされ。
たぶん「歌舞伎のよう分からん」のインタビューだったかなぁ???
ソングが完成した近代歌舞伎を、キッチーは江戸歌舞伎に戻したって。 >70
ありがとう。
面白そうな本なのにまだ読んでなかったし、今度読んでみる。
播磨屋ヲタなんだけど、
キッチー作のホンはもうええので、
橋本さんに当て書きでかいてほすいです。
私も播磨屋ヲタ。
キッチーは本を書く才能は無いね・・・
ぜひ橋本さんに!
私もキッチー狂。
橋本さんになら書ける!
還暦前後の2人。
今しかない!
頼むよ! 私も播磨屋ヲタなんですが、勉強不足でまだ二人が結びつかない。
中沢新一と玉さんってのは何となく納得できたんだけど。
「歌舞伎のよう分からん」早く読まないといけませんね。
>>75
歌右衛門評を書きまくってるから、そこからも入りやすい。 橋本歌舞伎、最高傑作になるか史上最大の駄作になるか。
いずれにしても楽しみだ。ぜひやってくれ。 どー考えても駄作にはならない。
少なくとも中の上は行く。
松竹の決断に期待。 30〜40代くらいのふだん歌舞伎を見ない人達にアピールしないかな?
そもそも橋本の読者の多くって、
文を読むだけで、歌舞伎座まで足を運ばないんだよね。
実は橋本読者、芸能オンチが多い。
映画や歌舞伎やバレエなどに詳しくない。
橋本自身はスゴい芸能通なのに。 >81
逆じゃないの?
歌舞伎ヲタのなかに橋本に興味を持つ人が少ない。
歌舞伎の著書もあるのにね。 橋本の読者層って、圧倒的に団塊の世代に傾いてると思うよ。
実際、大きい講演会なんかだと、ほとんどが50代だし。
サブカルチャーの洗礼を受けた世代だ。
次の世代だと30代かな。
で、隠れファンみたいな人が多い。
橋本治を表だって「好きだ」とか「読んでる」といいづらい雰囲気が
あるんじゃないかと思う。
どことなくつきまとうマイナー感のようなものが、ブランド好きというか、
案外保守的な歌舞伎の若い層には受けないのかもな。 治ちゃんが、歌舞伎から退いてるってのもあるんじゃないの?
歌舞伎関連の依頼もあるのかもしれないが、本人が受けないとか。
実際、演劇界ともルートはあるし、国立劇場とのタッグもあった。
渡辺えり子野田串田わかぎえふやらを歌舞伎座でかけられる時代、
さらに過去には三島もあったんだから、いかがですか?って話が
あってもおかしくないよね。
あるいは、役者が知らないのかもしれない。
治ちゃんのことを評価しているのは三津五郎くらいかも。
だから、今年の納涼でもしや?なんて思ったけど、えふになっちゃった。
それがすごく残念。
今の歌舞伎ファン層に受けるのは残念ながら橋本じゃなくて、えふのほうだろうね むしろ、今の演劇ファン層じゃないの?
松竹のやり方が、小判鮫商法なんだよ。
野田、串田、えふと、それなりに演劇畑でできた名前を引いてくる。
すると、そっちの固定客が同時についてきてウマーってことかと。
えふだと、らも系の人が来るだろう。
橋本ファンは年寄が多く、今どきの演劇情報をまったくしらない。
黒蜥蜴なんかも、誰もみにきやしないんだからさ。 三津五郎が橋本を評価してるとは知らなかった。
意外。
篠井の黒蜥蜴、
行きたかったんだよな〜。
(都合で行けず)
なにより歌右衛門が橋本を評価したんだから、
橋本にこそ、まともなホンを書いて欲しいよ。
「三島の弓張月をどーにかしたい、ありゃ理屈っぽすぎて難儀だ」みたいに書いてたし。
もうセコい小劇場系は要らんて。
国立劇場とのタッグなんてあったっけ?
>橋本 怪しの世界で、琵琶のための新作書いてる。
これも、何人がいったことか… 橋本だと興行に結びつかないと思われ。
セコい小劇場系であっても、客ははいるんだよ。
歌舞伎しかみてないファンには、今更な古臭さであっても新鮮だし、
ビッグネームにくっついてるファンは、どんな駄芝居でも
「野田」「三谷」「クドカン」「新感線」とつけば必ずみる。
役者贔屓と同じ構図で、演劇ファンはそれが作家別になってる。
歌舞伎だろうがなんだろうが、どうでもよく、
人気劇作家の舞台を、なんでもいいから絶対にみたい。
歌舞伎風にやるのは、ちょっとしたご趣向、ファンサービス、
本物の歌舞伎役者を使っております、というだけのこと。
そういうご時世で、橋本の出る幕はなさげ。 妙に納得してしまった。その通りだと思う。
でも橋本治のお芝居も見たいなあ。 でも、橋本治の小説ってすごくつまらないでしょう?
頭いいからさ。
それと同じようなことが歌舞伎でも起こりそうな気がしてならない。 >>85
いや。
松竹から、台本の依頼は、
いっさい来てないと思う。
歌舞伎座ポスター、演劇界の原稿、
宮本亜門の芝居、篠井英介の芝居、
薩摩琵琶の歌詞、講談のホン(高田馬場)、全て引き受けてるから。
依頼が来たら断らないハズ。
まともな新作歌舞伎のホンを書ける、最後の作家。
全くもって、もったいない話である。 歌舞伎座のポスターも琵琶も講談も、出演者が直接依頼してる。
つまり、幕内とパイプがない限り依頼はこない。
野田、串田、三谷も、いのうえひでのりなんかも、
シンとる役者が直接松竹に交渉してできた舞台。
梨園座の荒俣、スーパーの梅原、横内も、同じ。
ドル箱役者のわがままは通っても、松竹職員や国立劇場職員など、
外の人がどうこうできないのが梨園なんだよ。
つまり、幕内に橋本をよくわかっている役者が皆無か、
いても興行的につらそうだから、やめとくか…と思ってるか、どちらか。
でもって、興行的につらくなるのは客がバカだから。 連投すまん。
でも、客がバカだとしてもだ、
>>92
これは、すっげーわかるよ。
黒蜥蜴はいい舞台だったが、演出美術だけだから、というのもある。
窯変源氏と同じで、既存の素材を扱うことはできても、
本人が最初からホンを書いたら、最悪につまらん可能性は大いにあるな。 最近の短編小説集、
評判良くて何か受賞したじゃん。
新聞とかでも絶賛されてた。
面白いオリジナル書けるよ。
翻案だけの人じゃないよ。 なんかを受賞したからといって、いいとは限らないし、
文学と芝居とはまったく異なるよ。
橋本にはまったくの新作ではなく、本物のパロディ歌舞伎、
いわゆる書替狂言をつくってもらいたいな。
きちっとした書替狂言をやれるだけの知識をもっている奴は少なく、
三島のような原典からの書替だと、どこか文学しちゃって芝居にならん。
だから、純歌舞伎の書替をやってほしい。
逆に、そういうのこそが、一番歌舞伎らしいとも思う。 >>98
いいとこつくね。
新作や新演出系は90が分析してるようにあくまで歌舞伎風味を
目新しさに利用したカリフォルニアロールみたいなものばっかで
歌舞伎の面白さが全くないからな。
案外保守本流のド太い芝居を考えるかも。 確かに橋本には書替狂言が合う。
しかし宮本亜門が演出した「月食」、
WOWOWだかシアターテレビジョンだかで見たけど、これがハイレベルで面白かったこと。
全ての役者が輝いてた。
芝居の作り方を分かってる。
オリジナルもいける人。 新作でも書き替えでも、義太夫狂言の方がいいかもしれないよ。
世話じゃなく時代向きって気もするんだよね。
新歌舞伎やスーパーカブキはともかく、時代ってさ、
今どきの演劇人ではつくれないでしょ?
野田も串田も三谷も、世話にしかもっていけないんだよね。
橋本なら時代がやれるんじゃないかなぁと期待しているんだけど、どうよ?
>101
羨ましいなぁ。
みてない、つか、そういうことやってたのをその時、知らなかった。 >>102
分かる分かる。すげー分かる。
橋本なら時代やれる。
ありきたりな世話にしかもってけないのは、結局そいつの腕不足。
宮本亜門が演出した「月食」。
美術が横尾忠則。
篠井英介とか大沢健とか出てくる。
宣伝コピーが「サイケ歌舞伎」だった。
舞台は紀元前のインド。
仏教やら性愛やらがテーマ。
フェラシーンやらレイプシーンをサラッと入れる。
不感症だったはずの遊女が、ついにはセックスに溺れてどーしよーもなくなったり。
傲慢だった美青年が、ついには落ちぶれたり。
話が壮絶なんだわ。
ちょっと山田風太郎ワールド。
号泣モードに行く。
露骨で生々しい話なのに、上品に上手く書けてる。
時代であり生世話であり。
さすが大南北の影響を受けた人。
多分まだ脚本、売ってる。
河出書房かな。 さっそく探してみるよ。
情報、ありがとな。
それにしても、いいもんみたね〜。
なるほど、山田風太郎ワールドかぁ。
くっそー、みたかったぜ。
>時代であり生世話であり。
そうそう。そういうんだよ、橋本に書いてほしいのは。
誰か頼まないかなぁ。みてぇーーー >>104
レスありがとう
「月食」検索かけてみたけど品切れだわ…orz
ヤフオクに出てる始末。
まぁどっかの図書館や古本屋には必ずあるわ
舞台感想のブログもろくにない。
12年前の舞台だった…
WOWOWは二度と放送しないだろうけど、
あるとしたらシアターテレビジョンでの
「宮本亜門」もしくは「篠井英介」の特集だなぁ
自分もまた見たいよ。
久々に思い出したら、各場面各場面がフラッシュバックで蘇って泣けてきた
橋本贔屓を抜きにしても、あれ名作だと思う
サントラまで出たはずなんだよね。
音楽担当がホッピー神山って大物で。
脚本・橋本、演出・宮本、美術・横尾、音楽・神山の大物揃いだった。
橋本が書いた「傲慢美青年が美人遊女に捧げる歌」の歌詞が良くってねぇ…
亜門スレで聞いてみるかぁ 歌舞伎のホン、発表はしてなくても個人的に書いてるだろうね。
なんというか、頭の中で架空の自分の夢舞台みたいのを。
私としては橋本歌舞伎なら、実際の舞台よりも、
ホンそのものを読みたい。
できれば本人のイラスト付きで。
じゃなかったら、義経千本桜でコンビ組んだ人と。
(ごめん、絵描きの名前忘れました)
きれいだったよね。
なんとなく買わないできちゃったけど
やっぱり買おうかなあ。 わからないという方法読んで感激したので
風雅の虎の巻をブックオフで350円で買った
早速読んでるけど、はじめの30ページぐらいで、この本はすごいと思った
しばらくの間、この人の本読んでみようと思った
すっごいですよね。
知識を全部、自らの肉にしてますよね。
や
239:無名草子さん :2006/09/08(金) 23:02:03
週刊人間国宝 / 16号
ttp://opendoors.asahi.com/data/detail/7582.shtml
■連載エッセー■和の風 私の眼(16)
市川寿海
橋本 治
241:無名草子さん :2006/09/08(金) 23:07:48
スマン、途中でポチってもた。
週刊人間国宝 / 9号
ttp://opendoors.asahi.com/data/detail/7507.shtml
■連載エッセー■和の風 私の眼(9) 中村鴈治郎 橋本 治
週刊人間国宝 / 3号
ttp://opendoors.asahi.com/data/detail/7418.shtml
■連載エッセー■和の風 私の眼(3) 中村歌右衛門 橋本 治
247:無名草子さん :2006/10/04(水) 07:23:24
いま出てる週刊人間国宝に、橋本エッセー有。
astaって冊子で歌舞伎についての対談をしてましたね 歌舞伎座で御大と遭遇なさった方いらっしゃいますか? asta、読みそびれてしまったのですが、どのようなおはなしだったのでしょうか。 橋本治さん、以前、雑誌「演劇界」に
よく役者の似顔絵を載せてたけど、
勘九郎(現勘三郎)を描かなかった。
(ちゃんとお父さんの勘三郎は描いてた)
今の幸四郎も描いてなかった
(これもお父さんの幸四郎は描いてた)
当時の若手〜中堅で、
団十郎・菊五郎・吉右衛門は描いてたのに・・・
たぶん現勘三郎と現幸四郎を認めてないんだと思うわw
>歌舞伎役者として 今の歌舞伎は見ないにしても
歌舞伎に愛はあると思う。
橋本歌舞伎見てみたいなあ。
歌舞伎座じゃ大きすぎなら松竹座でどうですか? >>136
>勘九郎
>幸四郎
>描かない
まあ分かるw 成田屋親子も決して書かないだろうな。ちょっと意味は違うかもしれないがw 橋本はもう過去の人間。
今更話題にしてどーするの? >>140
こないだも文学賞をとったばかりだが
(これで賞4つ目)
少しはググってこいよ・・・ 歌舞伎界にとっては過去の人間。
もう歌舞伎観てないからね。 >>143
こないだ『寺子屋』について雑誌に書いてたが・・・
「週刊人間国宝」に歌舞伎役者について連載あり。
季刊「考える人」に浄瑠璃の連載あり
いまも薩摩琵琶の歌詞と講談を書いてる 「演劇界」で橋本が薦めてたから、
浄瑠璃集、買っちまったよw 橋本治が「鏡獅子はつまんねーよ」と
キッパリ書いていて、安心した覚えがある 文学板も書籍板も人多すぎで書き込めません
掘らせろハァハァ、というような類のレスはここに書くべき?
治ちゃんは歌舞伎が専門のようだけど能狂言には興味あるのかな
風雅虎の巻では多少触れてたような気も 能?NO!って感じ
風雅〜では、一応、日本文化史を、古代日本から論じていく、
という感じじゃなかった?そのなかに能楽論は無かったっけ? >>155
いちおう能についてたまに書いてるけど、
「結局あれは鎮魂の儀式だから〜」とか一行でまとめてるw
黒澤明「蜘蛛巣城」についても、
「あれが能の様式美?評論家は
バカじゃねーの。あれは歌舞伎だよ」とキッパリ。
三船→立役
五十鈴→女形
だと。