>>250
自分も昭和57年の南座が初遠征だったわけだが、当時は何といっても高校生の身ゆえ、
それが三度目の東文章観劇だったにもかかわらず、色事については何をしてんのかさっぱりわかっていなかった事が、昨夜のコクーンの放送で判明したw
まあ克明に解説してくれて有難うよ、橋之助。しかしわかりやすい事とエロシズムって全くの別物なのね。ただただ笑い転げていた自分…

それに比べて七之助は良かったよ。8月演舞場の壊滅的なお茶々と同じ人とは思えない位w
むろん玉三郎という先人があってこその成功であり、玉の下書きの上を懸命に楷書でなぞっているわけだが、
姫の本質を最後まで失わず、権助を殺す時にも、南北物であるからという割り切りが微塵もなく、強い純愛を残しながら…という風情のあるのが良かった。

玉が年月を経て失ったのではなく、初めから持たなかった物をセブンは持っている事を、個人的にはみとめねばならぬと思った次第。
むろんその逆は一万倍くらいあるわけだが。