>>640
ことわざ慣用句だと、「(一つ)年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」かな。
「かねのわらじ」とも言うが「きんのわらじ」とも。結婚式の祝辞で用いるならば
「きんのわらじ」だろうねえ。

読みについて、俺的には「秋葉山」が気になっている。「秋葉の火祭り」でも
「石松金毘羅代参」でも濁点有りの「AKIBA」読みだけど、現在の秋葉山は
秋葉山本宮秋葉神社 = あきはさんほんぐうあきはじんじゃ なのよね。
で、この「秋葉」のヨミは東京神田「秋葉原」のヨミとも連動していて謎が深い。
AKIHABARA なのか AKIHABARA なのか。秋葉山の正式呼称が
AKIHA-SANである以上、「あきは」が正しいという主張が片方にあるけど
関東大震災の前から錦糸町に住んでた俺の婆ちゃんはAKIBAHARAって
言ってたのを聞いたことがある。

神社仏閣の秋葉山は明治初年頃と戦後に改称しているらしい。昔の呼称と今は違う。
秋葉の火祭りの武居安五郎事件は安政の頃だから、廃仏毀釈の前。
現在のような名前で呼ばれていたか、俺にはちとわからない。

それと、日本語自体、江戸期の文語体と、明治期以降の文語口語体、
さらに現在の口語体で表記発音統一の時代とでは、語の扱い方に大きな相違がある。
たとえば、ヨミの濁音表記がきっちになされるようになったのは戦後のこと。
昭和天皇の終戦詔書は濁音表記の無いカナであったとか。

いずれにしても、昔の日本語を現代的慣用で判ずるのは問題を生じる余地あると思うね。