NHKの三曲の番組で、尺八の音量だけを小さく編集されているものがありました。
番組のプロデューサーには尺八の音量は他の奏者の音量に比べ大き過ぎると映るのでしょうか。

尺八は日頃から音量を抑える練習をしていないと、合奏の時だけ小さく吹こうと思っても、気の抜けたサイダーみたいに、力の無い演奏になってしまいますね。

父は宮城道雄先生と三曲会に同行する事もしばしばあったそうです。

演奏会はすでに始まっていて、会場に入るや、「おやおや、大きな音で吹いておられること」と小さな声で呟かれたことがあったそうです。
他の楽器との音量のバランスを指摘しておられたのでしょう。
当たり障りを意識してか、側近の父にだけ言われたようです。