椿の庭 ネタバレ注意
映画館が休業する前に椿の庭を見ることができた。
25日から休館だろうから2回見るつもりだったが上映前に届いた
松竹休演メールに良い席で見るはずの夢を打ち砕かれるし
映画は美しいが辛い結末だし結構長いので
2度目は精神的肉体的に無理だった。
椿の庭の家の時間はゆっくり流れて、自分もその家にいて
雲や海や花を眺めたり木々や雨の音に耳を澄ましながら
過ごしているかのようだった。
純子と椿の庭と家が主人公だった。
自然光は良いのだが暗くて手紙は読み取れなかった。

税制はよく変わるし、フィクションだし、そういう設定と言うのはわかるが
妻なら家は低い評価額になるし、妻が多くを相続すれば税金も安くなるので
税金のために売らなくてよさそうなものだし
老いた親と女二人暮らしが心配なのもわかるが
施設に入るか亡くなるまでは、何とかして美しい家に住ませてあげればいいのに
あ〇ぼ〇か〇!と、
心が乱れていたので、つい心の中で悪態をついてしまったが
ネットにおいても罵倒しない主義なので伏字にする。
税理士は、はじめから怪しい気はしたが、彼が騙したのか
客に騙されたのか、あるいはあえて騙されたのかもう一度見ないとわからない。
速やかに売るためには家を気に入る人を待っていられないので冷徹に判断したのかもしれない。
どんなに素敵な家でも、いずれは老朽化して壊さざるをえなくなるし。
絹子の部屋には入らないように客に言った様子は良い人のように見えたが。
庭と家と絹子の暮らしが美しく優しかっただけに、無骨なショベルカーが破壊する絵は辛い。

調べてみたら、23日開始の、京都シネマは今のところは休業せず上映しているし
開始が5月6月の劇場もあるので無理に連続で見る必要はなかった。