◆二代目猿翁(三代目猿之助)略歴◆

1963年 5月、三代目市川猿之助を襲名。6月、祖父・初代猿翁が死去。11月、父・三代目段四郎が死去。
1965年 元宝塚トップ娘役の女優・浜木綿子と結婚。長男・照之が誕生するも、1968年に離婚。
1986年 スーパー歌舞伎第1作『ヤマトタケル』初演。
    ケレンを取り入れた復活狂言などと共に、スーパー歌舞伎は三代目猿之助歌舞伎の象徴となる。
1988年 市川右近をはじめ猿之助一門の弟子達で構成する二十一世紀歌舞伎組を結成。
2000年 長く同棲していた日本舞踊家の藤間紫と入籍。
2003年 7月、弟・四代目段四郎とその長男・亀治郎の親子が猿之助の一座を離脱。
    11月、脳梗塞を発症し12月の舞台降板。翌年2月の地方巡業を最後に長い療養生活に入る。
2004年 1月、元妻・浜のもとで育ち映像で活躍する俳優となった香川照之に長男・政明が誕生。
2009年 3月、妻・藤間紫が死去。日本舞踊紫派藤間流の家元、二代目藤間紫を襲名。
2010年 『猿之助四十八撰』制定。文化功労者受章。
2012年 6月、甥・亀治郎に四代目猿之助を譲り、自らは祖父の隠居名、猿翁を二代目として襲名。
    同時に、長男・照之が九代目中車、その長男・政明が五代目團子を襲名し、歌舞伎の初舞台。
2016年 軽井沢の別荘で保管していた猿之助歌舞伎の創作活動に関する資料を京都造形芸術大学に寄贈。