>>449
ハイそうです

歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」を見ていただけると分かるのですが
武士の面子を保とうとする物語だけでなく
仇討ちに参加しようとする下っ端の侍の恋模様や金が絡むエピソードも含まれていたり
江戸時代の庶民にも受け入れ易い人情味溢れるストーリーになっています

源義経は役職に由来する「判官」と呼ばれる事もあったので
「判官贔屓」という言葉の発祥は、
兄弟でありながら将軍である兄・頼朝から命を狙われるという
弱い立場の義経を贔屓する日本人の感性から生まれたと言われています(一説として)

また歌舞伎は非常に商業的な演劇であり
昔の日本人は現代と違って著作権やオリジナリティーへの考えが希薄だったようで
一発大ヒットが生まれると、その作品をベースにした
関連性のある新作を他の作者も作り出し、観客を喜ばせる作品を量産させていく業界だったと考えられます