>>537
ありがとうございます
すみませんが長文になります

番組の映像で見られる長いものは玉三郎さんのオリジナルかもしれないですね
玉三郎さんは大曲(旧観世)能楽堂に通い、約二十数年前に観世宗家から乱拍子を教わって踏んだとのこと。
時間をかける演じ方は歌舞伎俳優の中でも選ばれた者のみに許される特別なものとナレーションで言ってました
画像の文中の歌右衛門さんも謡いながら踏んだとありますので何人かいたのかなと推測できますね

玉三郎さんはやがて能と舞踊のバランスを考えるようになり、試行錯誤の上、
一回だけ踏んで能の雰囲気、緊張感や重みを表し、一点集中から(鐘に恨みは~へと)開いていく、という短い乱拍子に行き着いたようです。

自分が右近さんで観たのは短いほうの乱拍子だと思うのですが、画像にある技法の説明の、「足出す、爪先上げ、左右に動かし、足引く」は記憶しているつもりですが、そのあとのトンと踏むまでは裾に隠れて記憶に自信ありません

保先生の仰る乱拍子は謡いながらのものを指しているのかもしれないし、短い乱拍子だとしたら、
不確実ですが右近さんが短い乱拍子した回じゃなかったのかも知れません
六代目を崇拝されてるので六代目と同じにしたのかとも思いますが自分はそれがどんなか知りません

あまり細かく拘るのも恥ずかしいのでこの辺にしておきます
因みに画像の本は堂本正樹著『歌舞伎舞踊の鑑賞』というものです

https://i.imgur.com/UiuiPaO.jpg