〈ぼくはあなたのお母さんと別れた時から、自らの分野と価値を確立していく確固たる生き方を具現させました。
すなわち私が家庭と訣別した瞬間から、私は蘇生したのです。
だから、今のぼくとあなたとは何の関わりもない。
あなたは息子ではありません。したがって、ぼくはあなたの父でもない。
マスコミに、猿之助が父だとか、彼に会いたいとか言わないほうがよいでしょう。
今後あなたとは二度と会わないけれど、そのことをよく心に刻んでおきなさい。
何ものにも頼らず、少しでも自分自身で精進して、一人前の人間になっていきなさい〉