上方落語 その二十五
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若手が活躍するのはいいんだけど、見に行く者としては選択肢が減った。年配の人たちほ会をやらないのかなあ。 >>4
年配の人って幾つ?
70歳代の福笑、雀三郎、60歳代の米二、塩鯛、九雀、松喬、三風、枝三郎、文都なんか勢力的に会をやってるよ。 11月8日は桂吉朝さんの命日。早いもので、亡くなってもう17年か・・・。
最後の高座になった「菜刀息子」を先ほど聴いたのだが、
よりによって何故こんな笑いの少ない噺に挑戦したのか、
その理由が気になるが、誰か分かる人いる? >>7
それと笑いで勝負するパワーが残ってなかったってことちゃうかな >>7
米團治襲名の話があったから。
先代米團治が後世の噺家へ残そうとして、仕草、登場人物の心情まで記した唯一の定本だからね。米朝師匠すら挑戦しなかった噺だからね。 >>9
あの噺は結構体力が要るよ。笑いが無いし、地のセリフが一切無い、休む暇がなくずっと張り詰めた空気を持続させなければならない。
笑いがあれば、笑い待ちの間はちょとでも気が抜けるんですよ。 皆さん、フォローをありがとう。
>>10
そうか、そういう事情がありましたか。
この話の元は有名な俊徳丸伝説で、謡曲や人形浄瑠璃・歌舞伎、
そして三島由紀夫の戯曲にも用いられているが、またまた疑問に思うのは、
先代米團治師の創作能力をもってすれば、もう少し陽気な話にできたはず。
この形で残すことにどんな必然性があったのだろうか。 吉朝が病に倒れず襲名の流れになってたら三枝の6文枝襲名時みたいにさんまがゲストで来たんかな?
確かデビュー同期だし >>13
先代米團治は地味で陰気な芸風だったそうです。
米朝師の兄弟子に当たる米之助師が一番芸風を受け継いでいたそうで、晩年の米之助師を数回生で見たことがあるけど地味な語り口でしたね。
米団治の代表作の代書は花柳から三代目枝鶴になった人が陽気にやって広めたそうです。 >>15
先代米團治、米之助、米朝と、このお三方に共通して言えることは、
芸人というよりも学者か文人というタイプですか。
はたして「菜刀息子」は滑稽噺なのか人情噺なのか。
米朝師には作者の意図が見えないので演れなかったのでは。いや、知らんけど。 >>15
米之助の、それって受け継いだっていうんか?ただどっちも陰気やっただけやろ。 >>16
> 米朝師には作者の意図が見えないので演れなかったのでは。
そうかもしれませんね。米朝師は今まで形だけでも残したいというスタンスで、珍品集で結構ええ加減な噺を音源で残してるのに、この噺だけはやらなかったのはそうゆう理由かも知れませんね。
米團治へ謡曲「弱法師」の >>18
台本を渡して「これが元話と違うでしょうか?」と教えたんは米朝ですけどね。 子供のためを思って親が必死になる。しかし結果として子供をダメにしてしまう。
客観的に見れば、滑稽な話だが、そういう例は世間にいくらもある。
米團治師はそういう不条理に怒りを覚えて、この作品を残したのではなかろうか。
あえて名付けるなら「憤懣落語」とでも言うべきかな。 子供をダメにしたのかなあ
俺は曲がりなりにも自立できたと解釈してるけど 吉朝のは別格として
最近だと千朝とか小南とかクセ強めの人が持ちネタにしててそれぞれ味を出してるのが興味深い >>21
幼少時からガミガミと叱ってばかりでは、ますます気ィのあかん人間になってしまう。
もっと早い段階で、人を頼んで悪所通いでもさせたら良かった。「明烏」みたいに。 >>22
米左、や吉朝一門が次々と挑戦してますね。 ながたん息子(弱法師)で唯一のクスグリは
「色の割に味の無いお茶」
ここで笑わな笑うとこないよ。 第121回ABCラジオ上方落語をきく会は2月19日。 子供の叱り方に、もっと親の焦りや必死さを表現したかったはずだが、
吉朝さんにはもうその体力が残っていなかった。
心残りでしょうが、どうぞ安らかに。後れ馳せながら、合掌。 >>25
物売りの声で季節の移り変わりを表す部分、前の演者に例えば「風邪うどん」とかを
やってもらって、わざと被らせる。
あるいは、前座に「米揚げいかき」をやらせてその売り声を合間に挟む。
季節に関係ないので受けるはず。何度も使える手ではないが。 >>28
米揚げ笊は季節に関係ありますよ。2月と8月に切った竹は粉を吹くから、店で売るわけにいかないから売って歩いて貰うと笊屋の主人が言ってますね。
あの場面は売り声だけで一年の経過を表す趣向だから、変にクスグリを入れたら趣向が台無しにになるんじゃないかな?個人的な意見ですが。 >>29
フォロー・サンクス。
そうか、難しいものやね。
あとは。熊はんが知り合いを尋ねてまわるあたりで、
何とかもう少し笑いが取れたらいいのだが。 こういうのはどうだろう。
翌朝、熊五郎が犬を連れてやってくる。
「死んだ爺さんから聞いた話を思い出しました。行方知れずの人を探すのは犬が役にたつと。
この犬は町内で一番賢いと評判の八百屋のクロです。これで若旦那の居所もきっと分かります」
日が暮れて熊五郎が帰ってくるなり、息も絶え絶えに、
「旦さん、分かりましたで」
「おヽそうか、倅は何処にいてた」
「いえ、この犬が雌犬の尻ばかり追いかけるアホ犬やということが分かりました」 国立名人会〜上方落語を味わう夕べ〜
11月11日(金)@国立演芸場、客席8割?
紋四郎 「鷺とり」
三四郎 「二転三転」
仁智 「ハードラック」
仲入り
花丸 「あくびの稽古」
文珍 「持参金」
紋四郎、鷺が飛び立つ所まで
三四郎、東京在住とかで、なるほどの噺
仁智、これも残しとかんとと
と師匠のアホなギャグを交えて
花丸、一人だけ見台無しで
文珍、ネタを話す前に、自分から笑い出す
大阪弁が耳に心地よ良い >>21
この息子が発達障害だと仮定すれば、
多分その解釈は正しいと思う。 『上方落語をきく会』
昼の部は2年連続でトリ松喬、中トリ南天っぽい。
本編には2人ほど空きがある。
天吾はまず開口一番から?(NHK新人落語大賞で優勝していたらいきなり本編デビューも!?)
夜の部は二葉しごきの会終了時のサプライズゲストが気になる。
最有力は浅越ゴエ!?ゴエ以外には豊島美雪とか弟の西井開氏とか…大穴で鶴瓶も? >>31
次に上がった六代文枝師匠の時、客席から声がかかる。
「イヨ! 待ってました、八百屋のクロ!」 >>35
ゴエと豊島のゲストは無いでしょ
ABC主催の会なのに
ゴエは去年の独演会のゲストに出ているし
鶴瓶の方が可能性高い 書き方見る限り持病の悪化で亡くなったみたいだな
三金も近い年齢で脳出血で死んだし健康には気を付けて欲しい お父さんもお爺さんも割と若くして亡くなってるみたいね 少し前にヨネスケちゃんねるで「落語界のイチロー」って呼ばれてた人か 林家一門は、四代目染丸師の意志により五代目林家染語樓を追贈し、葬送するということです。 デイリーの記事によれば
12日に鹿児島県の加計呂麻島で落語会
13日に同島で4キロのマラソン大会に参加
14日に大阪に戻ると、知人の飲食店で突然倒れ、救急車で搬送され死去
https://news.yahoo.co.jp/articles/c44e3469b70c621ad010e3fd174059f07d29e647 >>46
ホントに突然死だったんだなぁ
持病ってやっぱり心臓関係だったのかな 持病つか急性でも心臓疾患と書くんじゃないかな
元々患ってればさすがに走るのは控えると思うし 七年前、笑瓶さんが奇跡の生還をした病気とか。いや、知らんけど。 個人二人に5億とか
落語も違法動画で裁判やったらそれなりに取れそうだよね
今までアップロードしてた方々が、ちゃんと権利者に金払って了解取って配ってくれたら今まで通り私らも観れるんで
リーチがどうとか宣伝になるとか公益性がどうとか普及がどうとか言い訳するならうちらの料金分あんたが肩代わりしてただで譲ってくれてから言え 松鶴や3春團治の音声データあまり残してないような松竹はともかく、没後の噺家のDVDやCDのリリースの後に違法アップが良く消される吉本や米朝事務所は権利関係めちゃくちゃ厳しいと思う。 お爺さんの三代目染語楼は昭和50年に心臓発作で亡くなってる。大正七年生まれで六代目松鶴と同い年でした。 今朝の「なみはや亭」でスッとした。
子供が親に口ごたえするくだりの、「そんなのも分からないようでは体が麻痺していて重病の証拠だ」みたいなのは何のどういうやりとり(誰による口演)だったかモヤモヤしていた。 >>57
わらわこんちょうたかつがやしろにさんけいなしまえなるはくしゅばいさてんにやすらふ。 NHKの源太は良かったな
これから上方のホープとして売り出すのだろうか 新型コロナ用の飲み薬を開発した塩野義製薬に対し、米朝事務所が抗議したらしい。
「ゾコーバ」という商品名は、ざこばがゾンビになって暴れ廻るイメージがあると。 コーラックは本人がピンクの小粒いうてネタにしてたで >>62
上方では1番順位が上だったな
前に見たときはうるさいイメージだったが成長したな 文珍が天吾に厳し目の評価を出したのも、一種の期待の表れに見えた なんで元犬とか強情灸とか東京ネタで勝負するのかそこが不満 >>69
繁昌亭が出来てから若手の東京ネタが多くなって来た。
強情灸、真田小僧、町内の若い衆、転失気、元犬、紙入れ、擬宝珠、七段目、トリネタの星野屋や井戸の茶碗も。
紫がやった「看板の一」は戦後米朝師匠が「猫の皿」を直してやったのが最初。
元は上方落語でも戦後廃れてたネタを東京から逆輸入してるネタも多いな。
いらち俥は雀三郎さんが反対俥を逆輸入して初代春団治のSPを参考にやり出してから広まった。 >>72
たまに大阪行くと大阪弁版東京落語でがっかりする
こっちは喜八清六が聴きたいんたよ 「元は上方落語でも戦後廃れてたネタを東京から逆輸入してるネタも多いな。」
要はこういうことさ。 2015佐ん吉「愛宕山」
2016桂雀太「代書」
2019桂華紋「ふぐ鍋」
2021桂二葉「天狗刺し」
今のシステムになってから上方で取った人は
新作を除くとみんなちゃんと上方ネタなんだがな >>75
いや、天吾や源太とは世代が違うがな。
今の若い子はもう四天王の呪縛からすっかり解かれてる。 優勝するための戦略としてそれでいいのかって話をしてるんだが >>74
某審査員「もっと上方らしい落語をやった方がいい」
某落語家(佐々木政談はもともと上方落語やで。知らんのかこのオッサンは・・・) >>77
そんな笑福亭たまみたいな事を言ってもね。
自分の得意とするネタやるでしょ普通は。 >>77
NHKが上方にハメモンやらせない為にか知らんけど、お囃子を収録音源にした時点で、上方落語らしいは関係無いと思うな。 >>73
それを聴くのはかなり難しいんじゃないかな >>69
Wikipedia見ると、強情灸は元は「やいと丁稚」っていう上方ネタだって書いてあるね
「やいと丁稚」って聞いたこと無いけど >>80
優勝してる人は一年間それにかけてネタ準備してる
吉笑もそう言ってたろ
手持ちのネタでなんとかなると思ってるうちは勝てない >>83
米朝珍品集の「亀佐」の枕で手短にやってます。 >>84
馬るこも「ネタは時間調整して準備した」と言ってたな
持ち時間が11分だから、客の笑い待ち対応を考えて稽古では9分くらいに仕上げるとか
今年のわん丈も「星野屋は11分サイズにしちゃったから他で使いにくいネタになった」とか言ってたし どんな賞レースも勝とうと思えば
ルールにあわせたレギュレーションになる
優勝ネタが使いにくいなら
優勝者が優勝ネタだけする落語会で
全国ツアーすればいい 二葉の「天狗刺し」がどうにで圧巻だったわけだ
一気に大ブレークで独演会連発
もし仮に所属が落語協会だったら二ツ目から
数十人抜きの抜擢真打級では >>89
二葉の天狗さしは、習った雀太の天狗さしがおもしろくしてるのをそのままやってるから。米朝師の通りやったらあそこまでおもしろくは出来ない。 >>91
贔屓の引き倒しのイタイファンも多いけどね。 米二一門会も二葉さんが出る会は満員御礼になるそうな。師匠と二豆くんだけでも聴く価値あり。二乗さんが出ればなおのこと良い。 >>92
それでも上方というローカルを超えて
日本の中心である東京=全国に名が
知れ渡った事実は大きい わん丈使いにくいネタになったなんて言ってたか?寄席サイズになってよかったって言ってた気が >>90
雀太もNHK優勝したし上方だと独演会のチケット取りづらい部類だな >>96
7月の浅草余一会で星野屋聴いたときは、
ウケ自体はそれほどでもなかった記憶
わん丈の体調最悪のときだったからかな そもそも星野屋はウケる噺じゃないからなあ
NHKでよくあれだけ笑いとったよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています